行動力がないと嘆くなら、世の中に流されたらいい

行動力がない理由

他人は認めてくれないですが、自分的には行動力が皆無の人間です。

(行動力がないと言うと、「そんなわけない」と反射する人が多いんですが、あるように見えているのにないと言っている本質が何かあるんだろうなとは思わないのだろうか)

 

・やりたくないことは本当にやりたくない

・別にできなくないくらいの器用さは持ってるけどやりたくないからやらざるを得ない状況までやらない

・やりたいことであっても「嫌われたらどうしよう」という気持ちが勝りなかなか主張できない

・苦労の末やっとやってみても思ってたのと違ったからすぐに飽きる

 

などなど、人間全体的にそうなのかわかりませんが、人はそもそも堕落しているので、「生活のために働く」みたいな、何かのためにという理由を元に動いています。「やりたいことをやるために」みたいなのもそうですね。ちなみに、やりたいことをやるためにと言う理由でも僕はやる気が起きません。

 

行動することが大事だと考えていた起業初期

色々な本を読んでいると行動することが大事みたいなことを書いている本が多数あります。それらを読んで勉強していた時期は確かに大事だと思っていたし、行動しようと頑張っていました。ですが、上記に書いた理由からどうしても続けることができませんでした。僕の場合、継続するために必要なことは自分の本能に忠実なことに対してだけでした。

 

仕事でいうと、その事業によって「世の中を変えられるかどうか」が判断基準になっているようです。インパクトのような一過性のものを与えたいとは思いません。それによってヒビが入り、結果的にそのあとに出てくるサービスが世の中を変えるならありですが、そこまでをやりたい自分としては、ヒビだけいれるのでは物足りない。

だから、イノベーターにして日々新しいことに挑戦しているGoogleFacebookは大好きです。

 

だけど、世の中を変えられると思えるようなことってなかなか出てこないし、見つかったとしたら相当な行動量が必要になるはずなので、なかなか踏み出せません。

その間も時間は過ぎ、刻一刻と死は近く。せめて今、世の中に対してできること、人と知り合うとか、自分の想いを言語化しておくこととか、来たる時のために準備できることは無限にあります。

そういったことを求めて僕は毎日動き回っているんですが、自分から何かを起こすということが難しいものとして、色々経験してきた結果、以下のことを大事にしています。

 

 ・徹底的に自分のやりたいことを言語化する

・人に話す機会があったらしっかり話せるように練習する

・人の誘いには時間の許す限り全て行く(自分では興味がないことなら積極的に) 

徹底的に自分のやりたいことを言語化する

これからの時代、まず自分が何者なのか、何をやりたいのか、何故やるのかを定義することはすごく重要です。それにより自己肯定感も高まると思います。僕自身、多分自分のことは好きなんでしょうが、嫌いな所がめちゃくちゃあります。特に自分に自信もありません。一周回って自信がないことが自信で僕の強みになっています。自分のやりたいことがわかっているとそれを軸に始めることができるのでそのあとの経験値の活かされ方が変わってきます。何も考えずにやるレジ打ちと、目的持ったレジ打ちでは経験値変わりますよね。

 

人に話す機会があったらしっかり話せるように練習する

自分が何者なのか、何をやりたいのか、何故やるのかがわかったらそれを人に伝えられるようになりましょう。これはもう実践でしか磨かれません。一人で鏡の前で練習するのも大事ですが、相手のリアクションがあってはじめて成立するものなので、実践練習を繰り返すしかありません。僕の場合、2パターンの人に話す練習をしました。

・自分とは関係のないカテゴリで仕事をしている人

・自分が精神的にリラックスできてなんでも話せる人、優位でいれる人(部活の後輩とか、起業1年目の人とか)

つまり、誤解を恐れずに言えば、自分にとって今後あまり関わらなさそうな人に対して自分の想いを話し、その練習を持って、巻き込みたい人、仲間になって欲しい人、支援して欲しい人に話にいきます

これをやっている過程でも、自分のやりたいことを人に話すことを繰り返すことになるので誰より自分に対して言い聞かせる効果があります。だから最悪周りに対して何も効果が得られなかったとしても、話した数だけ自分にとっての自信はつきます。

更に、関わらない人に話していたつもりでもいつどこでその人と繋がるかわかりません。だから今は自分の判断で関わらないであろうと思って話していますが、それを聞くことで共感してもらえたら、何かあった時に助けてくれることも多々あります。

 

人の誘いには時間の許す限り全て行く(興味がないことならより積極的に)

これが一番大事だと思います。何も話せることがない時でも誘われることはあると思います。積極的についていきましょう。自分から起こせる行動力がないなら、世の中の流れに乗るしかありません。例えば新しいサービスが出た時、それに関する勉強会が立ち上がったとします。それはまだ世の中で新しいものなので参加者のほとんどはこれから勉強し、活用して行く人たちです。そういう所なら知識の無さとかあまり関係ないですよね。なんでも構いません。ネットサーフィンをしていて見つけたものに全て参加するというルールでもいいと思います。とにかく何かに対して反応して動くという経験を積み重ねることがすごく重要なのです。何も考えずに世の中に流されていると、何もできない人になってしまいますが、意志を持って流れに飛び込む。言うなれば、浮き輪や酸素ボンベを持って濁流に飛び込むようなものです。準備しておけば溺れることはありません。

その準備はただひとつ。「周りに流されることを認める」ことです。基本的にはみなさんそれはあまりよくないことだと考えている人が多いと思うので、それだけで差別化にもなります。これは、行動するというより、きたボールを受け止めているというだけです。受け流すのではなく、受け止める。

 

これだけで新しい情報がどんどん入ってきますし、そういった新しいもの好きの人たちと繋がることで新しいネットワークも広がっていきます。広がって行くネットワークの中にいたら自然と自分のやりたいことも見つかりやすくなります。

 

だから、流されるのも悪くないんですよ。行動力がないならそれを活かした戦略を立てればいい。人は考えることで進化してきた動物なんですから。

自分のキャラとブログのテイストがまだ噛み合わない

毎日書いていたブログ時代

過去の栄光というのは基本的に無駄で邪魔なものでしかなく、僕自身、ブログがで始めた頃から毎日ブログを書いていました。だから、今でも書こうと思えばすぐ書けると思っている所があります。そんなわけがない現実を今、味わっています。笑

2002年頃にniftyココログで始め、様々なブログサービスを渡り歩き、しばらくJUGEMで書き続けていました。2008年あたりからアメブロブームがあったのでそれに乗っかる形で起業に関することを書いていて、2012年くらいまで続けていました。

 

書き続けたことで見えたこと

当時、毎日書いていたことで、2008年くらいに自分にあったテイストというものを見つけた時がありました。すごく自然と書けて文字だけじゃない行間や全体から自分の言いたいことが言えている感覚。あの時は書いていて心地よく僕の目指すところはあれなんだろうなというのは見えています。

時代は進んだので、当時書いていたことを今リライトするだけでも結構人に届くものもあるんじゃないかと思うんですが、起業に関することだけ書いても楽しくないのが本音です。別に起業支援したくないし。

 

やってみないとわからない世界

やってみないとわからない事ってたくさんありますよね。どういうテーマで書こうか、どういう事を書こうか、まだ方向性も定まってないけど、とりあえず書きたいことを書いてみようと思います。僕の場合はその方がよさそうというアドバイスももらいましたし。

 

次は自己紹介でも書こうかな。

後輩に言われた一言、コンプレックス2.0

スポーツに明け暮れた思春期

小学生の時は野球、肩を壊してバスケに転向、中学卒業の時に「潰れそうなところいって俺らで強くしようぜ」と言って、先輩が2人しかいない高校に行き、1年で5人くらい入ったことで復活、やめてた先輩らも戻って来たりして優勝候補と言われるくらいまでにはなったけど、ベスト8か12くらいまでが最高でした。だけど県選抜に選ばれ、おかげで大学にスポーツ推薦でいけました。めちゃラッキー。

後輩に言われた一言

コンプレックスってネガティブなもの。ネガティブなまま置いておくとそのままなんだけど、見方を変えたらそれが自分の個性につながったり強みになったりすることがあります。

そうやって、転換してコンプレックスを武器にすることをコンプレックス2.0と言います。

大学卒業時、バスケ部の後輩に言われました。

「能力がうらやましかったです、もっと本気の牧さんを見たかったです」って。

あ、バレてるんやと当時は思ったんですが、十数年たった今でもふとした時にその言葉を思い出します。

 

何事にも本気になれない

僕の最大のコンプレックス、それは「本気で何かに取り組んだことがない」ということです。どうも全てに対して冷めてしまっていて。小6の時の経験からだと思うんですが、恥ずかしいのと冷めてるので何に対しても熱くなれません。

だから、ビジネスの世界でそれをやるのもなかなか難しいんですが、ビジネスに熱狂という概念を入れたいなと日々思っています。

何かに本気になりたい、本気で取り組むテーマを見つけたい。そんなことを考えながら、毎日、やりたい仕事をやっています。

余呉にあるぐるなび4.5の秘密

余呉にあるなれずしが食べられるお店

滋賀県長浜市の北、余呉湖の近くに徳山鮨という、ぐるなび4.5の人気店があります。先日、そんな徳山鮨の大将と話す機会がありました。

「普段どんなこと考えて料理作っているんですか?」って聞いた時に返ってきた言葉が今になってジワジワきています。

 

空間丸ごと味わってもらう

「みんな勉強していない、わざわざ来てくれているんだから最大限のもてなしを持って、料理だけでなく、空気も含めて最高のものを提供しようと思って日々勉強している」「休みはない、店に出ない時はどこかにいって、勉強している」というようなことを言ってました。(※まとめたのでこのまんまの通りにはいってません)

 

料理を提供するだけでなく、わざわざ遠くまで時間をかけて来てくれるんだから、この土地ならではの物語や、自分の想いなどを載せて料理を提供する。

忘れちゃいけないビジネスの基本を聞いたように思いました。

 

とても話やすく、すごく気さくな方で、そんな話を聞いてから一度その空気を味わうために行きたいなと思ったんですが、一体何ヶ月後になるんだろう・・・。

いつか行ってみたい。一連の空気を感じてみたい。